報復報復日記にも書きましたが、こちらに転記です。 マイアミで敏腕検事として活躍している女性CJ。 彼女は金髪の美しい女性ばかりを狙い、長期間いたぶり、生きたまま心臓(ハート)をくりぬき、 人目につくように放置する、そんな猟奇連続殺人犯(キューピット)を追っていた。 ある日、車のトランクに死体を運んでいた犯人が検挙される。 裁判所で聞いた彼の声は、12年前自分をレイプしカラダを切り裂いた男のものだった。。。 忘れかけていた忌まわしい過去が生々しく甦り、心身ともに衰弱していく。。。 自身のレイプは時効で裁けない。 状況を考えると、殺人犯ではないかもしれない。 自分をかつての被害者であると認識した犯人。 被害者が加害者を訴追したら。。。 正義と、法律の狭間で揺れ動く主人公。 PTSDとの戦い・・・ 著者:ジリアン・ホフマン 報復 読んでいると主人公に感情移入し、 その目線で、暴行を受け、犯人と対峙します。 被害者の味わう恐怖が読んでいる側にも伝わり、辛くなっていきます。 さらに、最後に待ち受ける死の恐怖。。。 ずっと、絵コンテのように頭に映像が浮かんで、 これは映画化したら怖い映画が出来るだろうなぁ。。。 と、想像して読んでいましたが、 「羊たちの沈黙」とか、「セブン」とか、そんな感じでしょうか。。。 怖い物好きにはお奨めです。 |